米・ミシガン大学図書館、同館が所蔵するガリレオによる手稿が偽物であったと発表

2022年8月17日、米国のミシガン大学図書館が、ジョージア州立大学の歴史学の教授Nick Wilding氏による調査の結果、同館が所蔵するガリレオの手稿が偽物だと判明したと発表しました。

1609年と1610年にガリレオ自身が作成したものとして、1世紀近く同館の貴重書とされていましたが、20世紀に作成された偽物であったと述べられています。決定的な証拠として、紙に入っている透かしから、18世紀以降に作られた紙に書かれていることを挙げています。

同館は、メタデータの更新や、同資料のコレクションにおける位置づけの再検討を行うとしています。

Researcher discovers “Galileo manuscript” forgery(University of Michigan Library, 2022/8/17)
https://www.lib.umich.edu/about-us/news/researcher-discovers-galileo-manuscript-forgery

The Galileo Manuscript(University of Michigan Library)
https://www.lib.umich.edu/collections/collecting-areas/special-collections-and-archives/history-astronomy-and-mathematics/galileo-manuscript