ミシガン大学、研究データサービスとリポジトリ「Deep Blue Data」の提供を開始

2016年9月20日、ミシガン大学図書館は、計画、作成、組織化、共有、保存を含む研究データのライフサイクルのすべての段階を通じて研究者をサポートするサービスと、リポジトリの提供を開始しています。

“Deep Blue Data”は、2006年に設置され現在11万件以上の登録がある、大学の機関リポジトリ“Deep Blue”を拡張したものです。これは、ミシガン大学の研究者が、データ共有義務を果たし、また、世界中の同僚や仲間が研究データセットをより簡単に利用できるようにする新しいプラットフォームを提供します。さらに、登録の際にデジタルオブジェクト識別子(DOI)を割り当てることも出来ます。

“Deep Blue”はDSpaceベースのシステムですが、“Deep Blue Data”はHydra/Fedoraのフレームワーク上で構築されており、Hydra/Fedoraで2つのリポジトリを調整しているとのことです。

Library launches Research Data Services and Deep Blue Data(The University RECORD、University of Michigan、2016/9/20)
https://record.umich.edu/articles/library-launches-research-data-services-and-deep-blue-data

University of Michigan Launches “Deep Blue Data” Repository(Library Journal、2016/10/14)
http://lj.libraryjournal.com/2016/10/academic-libraries/university-of-michigan-launches-deep-blue-data-repository/

Deep Blue Data
https://deepblue.lib.umich.edu/data/

参考:
米ミシガン大学図書館とKnowledge Unlatched、人文学と社会科学における学術出版のオープンアクセスなどに関し協同へ
Posted 2016年6月24日
http://current.ndl.go.jp/node/31882

米・ミシガン大学図書館、著作権調査管理業務に役立つツールキットを刊行
Posted 2016年6月14日
http://current.ndl.go.jp/node/31798