2016年10月17日、米国学校図書館員協会(AASL)は、AASLの学習基準(learning standard)やプログラムガイドラインの評価・修正作業の一環として、収集したデータの概要をまとめた報告書“AASL Member and Stakeholder Consultation Process on the Learning Standards and Program Guidelines”を公開しました。
調査の目的は、現在の学習基準やプログラムガイドラインの中身や利用を含め、それらへの考えや感想について評価するもので、学校図書館の専門家を対象に、オンライン調査やフォーカスグループ・インタビューにより行われました。
研究結果からは、
・学習基準やガイドラインは価値があるが、活用されていない。
・修正と同時に、現在のコンセプトの多くとの関連性を保つべきである。
・現状、利用のための障壁となっている。
・利用を促進するチャンスがある。
という4つの特徴が読み取れると指摘されています。
新しい学習基準となる文書や、実行のための資料は2017年秋に発表される予定です。
AASL releases standards and guidelines research findings(ALA,2016/10/17)
http://www.ala.org/news/press-releases/2016/10/aasl-releases-standards-and-guidelines-research-findings
AASL Member and Stakeholder Consultation Process on the Learning
Standards and Program Guidelines
http://www.ala.org/aasl/sites/ala.org.aasl/files/content/guidelinesandstandards/AASL_SG_ResearchFindings_ExecSummary_FINAL_101116.pdf
関連:
Your Voice, Your Standards!(AASL)
http://www.ala.org/aasl/standards/revision