2022年5月11日、Springer Nature社は、独・マックスプランク協会と単行書のオープンアクセス(OA)出版に関する契約を締結したことを発表しました。
同契約は、2022年から3年間、同協会の86の研究所に所属するすべての著者に対して、単行書のOA出版のための料金割引を提供するという内容です。同社の書籍のインプリントすべてが契約の対象となります。
同契約によってOA出版された単行書は、クリエイティブ・コモンズ(CC)のCC BYライセンスが付与され、同社の電子リソース提供プラットフォームSpringerLink上で公開されます。
Partnership with Max Planck Society marks Springer Nature’s largest open access book deal(Springer Nature,2021/5/11)
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/new-oa-book-deal-with-max-planck-society/20388316
[プレスリリース] シュプリンガー・ネイチャー、マックス・プランク協会と過去最大のオープンアクセス書籍出版契約を締結(Springer Nature,2021/5/11)
https://www.springernature.com/jp/20220513-pr-oa-book-deal-max-planck-jp/20394464
参考:
Springer Nature社と独・Max Planck Digital Library、転換契約を締結
Posted 2020年10月21日
https://current.ndl.go.jp/node/42323
Springer Nature社と米・カリフォルニア大学バークレー校図書館、同校著者の単行書のオープンアクセス(OA)出版に関する契約を締結
Posted 2021年3月24日
https://current.ndl.go.jp/node/43642
CA1907 – 動向レビュー:欧州における単行書のオープンアクセス / 天野絵里子
カレントアウェアネス No.333 2017年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1907