Springer Nature社と独・Max Planck Digital Library、転換契約を締結

2020年10月20日、Springer Nature社と独・Max Planck Digital Library(MPDL)が、転換契約を締結したことを発表しました。

2020年1月にプロジェクトDEALと同社で締結された“Read and Publish”契約をもとにしており、契約期間は2021年1月から4年間です。

同契約により、MPDLの参加機関に所属する論文著者は、同社が刊行する“Nature”やその関連雑誌で、追加費用なく即時にオープンアクセス(OA)出版が可能となります。その他、発表の中では、“Nature”やその関連雑誌の閲覧が可能であること、購読料の大部分をOA出版のサポートに再配分すること等が述べられています。

German institutions to benefit from first Transformative Agreement for Nature(Springer Nature, 2020/10/20)
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/landmark-agreement-between-springer-nature-and-mpdl/18498782

シュプリンガー・ネイチャーとドイツMPDLが、Nature を対象に含む転換契約に初めて合意(nature asia, 2020/10/20)
https://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/8814
※日本語版のお知らせ記事です。

Open Access publishing in Nature – a new milestone in the transformation of scholarly journal publishing(MDPL, 2020/10/20)
https://www.mpdl.mpg.de/en/about-us/news/619-oa-nature-en.html

参考:
独・プロジェクトDEAL、Springer Nature社との“Read and Publish”契約に最終合意
Posted 2020年1月10日
https://current.ndl.go.jp/node/39928