フランス国立図書館(BnF)、リシュリュー館を9月17日に全面再開館:10年以上にわたる改修作業が完了

2022年4月26日、フランス国立図書館(BnF)は、リシュリュー館を9月17日に全面再開館すると発表しました。

リシュリュー館は、10年以上にわたり改修が行われていました。プレスリリースによると、同館の象徴である“Paradis ovale”(La salle Ovale)は誰でも無料で入室可能となり、2万点以上の資料が提供され、1,200平方メートルほどの新たな美術館では古代から現代までのコレクション約900点の展示が行われます。また、同館の歴史に関する展示を予定していることや、改修にあたって3,200件以上の資金援助を受けており、引き続き援助を募集していること等が述べられています。

また、9月17日と18日に記念イベントが開催予定とあります。

Actualités(BnF)
https://www.bnf.fr/fr/actualites
※2022年4月26日付で、“Richelieu, berceau historique de la BnF, s’ouvre à tous le 17 septembre 2022”が掲載されています。

Le berceau historique de la Bibliothèque nationale de France s’ouvre à tous le 17 septembre 2022 [PDF:4ページ]
https://www.bnf.fr/sites/default/files/2022-04/CP_Ouverture_Richelieu.pdf
※2022年4月26日付のプレスリリースです。

参考:
フランス国立図書館(BnF)と大日本印刷(DNP)、BnF・リシュリュー館の全面改修にあたり、同館所蔵資料及び歴史的空間のデジタル化等を共同で推進する協定を締結
Posted 2019年8月30日
https://current.ndl.go.jp/node/38916

E027 – BNF,リシュリュー館改修計画を決定
カレントアウェアネス-E No.5 2002.12.04
https://current.ndl.go.jp/e027