Read NZ Te Pou Muramura、ニュージーランド人の読書に関する調査報告書を公開

2022年3月10日、Read NZ Te Pou Muramuraが、ニュージーランド人の読書に関する調査報告書“2021 National Reading Survey”に関する記事をウェブサイトで公開していました。

調査は2021年9月15日から9月26日にかけて実施され、1,956人の大人から回答が寄せられたとあります。また、子どもの読書状況について知るため、10歳から17歳の89人を対象に加え、10歳未満の子どもの保護者224人から推定値を取得したとあります。報告書では回答の分析結果、2018年と2017年の調査の結果との比較等がまとめられています。

主な結果として、85%の大人が直近12か月の間に少なくとも1冊の本を読んだ、または読み始めたと回答したこと、男性よりも女性の方が、読書がウェルビーイングに重要であると感じていること等が挙げられています。新型コロナウイルス感染症の影響について、パンデミック下で読書の重要性が増したと感じた人は30%であり、重要性が減少したと感じた人は6%であったこと、21%がロックダウン期間中に読書量が増えたと回答したこと等が述べられています。

Our 2021 research: reading and our wellbeing(Read NZ Te Pou Muramura, 2022/3/10)
https://www.read-nz.org/new-zealand-book-scene/nzbc-stories-details/our-2021-research-reading-and-our-wellbeing

2021 research: National Reading Survey(Read NZ Te Pou Muramura)
https://www.read-nz.org/advocacy/research/

参考:
Read NZ Te Pou Muramura、デジタル時代の読書行動に関する調査報告書を公表
Posted 2019年10月7日
https://current.ndl.go.jp/node/39201

New Zealand Book Council、読書調査の結果を公表
Posted 2017年7月31日
https://current.ndl.go.jp/node/34447