2022年3月29日、オープンアクセス出版社・PLOS、論文に研究データへのリンクを表示する機能“Accessible Data”の試行を実施すると発表しました。
発表によると、研究者による研究データ公開や研究データの利活用を促進することを目的としています。試行開始時には、PLOSが公開する論文の内3,000件以上に、Dryad、Figshare、Open Science Frameworkで公開されているデータセットへのリンクが表示されると述べられています。
試行期間は2022年末までを予定しており、それまでに投稿された論文の内対象となり得るものについても今後リンクが表示されるとあります。また、試行によりデータの利活用が増えれば、リンク対象のデータリポジトリを拡張する予定であるとしています。
PLOS launches new feature to promote data sharing and access(PLOS, 2022/3/29)
https://theplosblog.plos.org/2022/03/plos-launches-new-feature-to-promote-data-sharing-and-access/
参考:
PLOSが新たなデータ公開方針へ 論文に関わる全てのデータの公開を要求
Posted 2014年2月25日
https://current.ndl.go.jp/node/25554
PLOS発行のオープンアクセス誌掲載論文の補足データをfigshareがホスト
Posted 2013年1月31日
https://current.ndl.go.jp/node/22823
米国情報標準化機構(NISO)、研究データと論文間のリンクを改善するためのプロジェクトを開始
Posted 2021年11月2日
https://current.ndl.go.jp/node/45095