奈良文化財研究所、研究報告『考古学・文化財デジタルデータのGuides to Good Practice』を公開:英・ヨーク大学らのプロジェクトによる成果物の日本語訳

2022年3月24日、奈良文化財研究所は、奈良文化財研究所研究報告31『考古学・文化財デジタルデータのGuides to Good Practice』を、奈良文化財研究所学術情報リポジトリ上で公開したことを発表しました。英・ヨーク大学らのプロジェクトによる成果物の日本語訳です。

同研究報告の「日本語版のための解説」によれば、翻訳対象とした英語版は、英・ヨーク大学 Archaeology Data Serviceと米・Digital Antiquityによる 2 年の共同プロジェクトの成果に基づいて作成されました。今回日本語版を作成した目的として、デジタルアーカイブに関する海外の先進的な実践成果を日本に紹介することを挙げています。また、英語版の一部の項について、抜粋して刊行物化したために収録しなかったセクションもあること等が付記されています。

奈良文化財研究所研究報告 第31冊「考古学・文化財デジタルデータのGuides to Good Practice」(なぶんけんブログ, 2022/3/24)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2022/03/Researchreports31.html

第31冊 考古学・文化財デジタルデータのGuides to Good Practice(奈良文化財研究所学術情報リポジトリ)
https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/9904

参考:
奈良文化財研究所、研究報告『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用2』を公開
Posted 2020年2月26日
https://current.ndl.go.jp/node/40334

CA2017 – 動向レビュー:文化機関における3次元計測・記録データの管理・公開の意義と課題 / 野口 淳
カレントアウェアネス No.351 2022年03月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2017