2022年2月28日付で、Knowledge Unlatched（KU）は、2021年の利用状況を報告した記事“Knowledge Unlatched Presents Open Access Heroes 2022”を公開しました。
OAPEN、JSTOR、Project MUSE等の複数のプラットフォームから収集したデータに基づいた報告です。
KUは、2021年中のダウンロード数と閲覧数の合計が2020年から16％増となり、1タイトル当たりで平均5,450回になったこと、約6,300の機関からの利用があったことが報告されています。
分野別では英語・文学、政治と国際研究、歴史の順に、国別では、米国、ドイツ、英国、インド、カナダの順に、利用が多かったと説明されています。また、最も利用されたタイトルは、MIT Press社刊行の“A New Edition for Scientists and Engineers”で、最も多く利用した機関が英国のエディンバラ大学であったことなども報告されています。
Knowledge Unlatched Presents Open Access Heroes 2022（KU，2022/2/28）
https://knowledgeunlatched.org/2022/02/ku-presents-oa-heroes-2022/
参考：
Knowledge Unlatched（KU）、KUによりオープンアクセス化された学術成果の利用状況を分析した“Open Access Heroes 2021”を公表
Posted 2021年2月26日
https://current.ndl.go.jp/node/43380
Knowledge Unlatched（KU）、複数のプラットフォーム上で公開されているオープンアクセス（OA）の電子書籍の利用統計を集約するツールの開発を発表
Posted 2018年7月19日
https://current.ndl.go.jp/node/36352
E2260 – Open Research Libraryの動向
カレントアウェアネス-E No.391 2020.05.28
https://current.ndl.go.jp/e2260
