米・Ithaka S+R、パンデミック下における文化遺産資料を用いた教育に関する報告書を公開

2022年3月1日、米国のIthaka S+Rが、パンデミック下における文化遺産資料を用いた教育に関する報告書“Teaching with Cultural Heritage Materials During the Pandemic”を公開しました。

コロナ禍における文化遺産資料を用いた教育に関し、文化機関や大学図書館の対応、講師が直面した課題、教育格差是正のための措置について、米国の5大学の講師35人を対象としたインタビュー調査が2021年に実施されました。

同報告書では、講義で使用する資料のアーキビストやキュレーターと協力してのデジタル化、デジタル化戦略、非西洋コレクションの拡充、学習管理システム(LMS)に対するフラストレーション等について、インタビュー結果がまとめられています。また、各項目に関して、資料収集機関の管理職・職員、高等教育の講師、大学の管理職、デジタルコレクションのプラットフォームのリーダー向けの推奨事項を示しています。

Teaching with Cultural Heritage Materials During the Pandemic(Ithaka S+R, 2022/3/1)
https://doi.org/10.18665/sr.316459

参考:
米・Ithaka S+R、大学における一次資料を用いた教育に関する報告書を公開:大学図書館員等の関係者に向けた推奨事項も提示
Posted 2021年3月26日
https://current.ndl.go.jp/node/43674