2022年1月26日、米国政府印刷局(GPO)が、連邦政府刊行物寄託図書館制度(FDLP)の全面デジタル化の実現可能性に関するタスクフォースを設置したと発表しました。
発表によると、連邦政府刊行物は97%がボーンデジタルであることを踏まえ、同タスクフォースでは、FDLPの全面デジタル化が必要かどうかについて検討が行われます。また、全面デジタル化が必要な場合、スコープを定義し、実施・運営についての推奨事項を策定すると述べられています。
連邦政府寄託図書館評議会(DLC)や政府関係機関、図書館関連組織等の代表者23人により構成されており、2022年12月までに最終報告書をGPO理事に提出する予定であるとしています。
News and Press Releases(GPO)
https://www.gpo.gov/who-we-are/news-media/news-and-press-releases
※2022年1月26日欄に“GPO Director Appoints Task Force To Study Making GPO Library Program All-Digital”が掲載されています。
GPO DIRECTOR APPOINTS TASK FORCE TO STUDY MAKING GPO LIBRARY PROGRAM ALL-DIGITAL(GPO)
https://www.gpo.gov/who-we-are/news-media/news-and-press-releases/gpo-director-appoints-task-force-to-study-making-gpo-library-program-all-digital
参考:
米国政府印刷局(GPO)と米国議会図書館(LC)、LCの電子出版物の永続的なアクセス保障に関して新たにパートナーシップを締結
Posted 2018年12月7日
https://current.ndl.go.jp/node/37180
米国連邦政府のボーンデジタルの政府情報の保存とアクセスについてのレポートが公開
Posted 2014年4月7日
https://current.ndl.go.jp/node/25864
米国議会調査局、連邦政府刊行物寄託図書館制度に関するレポートを公表(記事紹介)
Posted 2012年5月8日
https://current.ndl.go.jp/node/20797