2021年12月14日、米国議会図書館（LC）が、2022年から2026年のデジタルコレクションに関する戦略“Digital Collections Strategy”を公開したと発表しました。
2017年に公開された電子資料収集計画“Collecting Digital Content at the Library of Congress”の後継です。電子資料の収集のみを対象としていた前身の計画と異なり、資料の収集・保存・利用者への提供等、ボーンデジタル資料のライフサイクルすべてを対象としているとあります。
発表の中では、2019年度から2023年度までのLCの戦略計画とデジタル戦略を踏まえ、「アクセスの拡大」「サービスの強化」「リソースの最適化」「インパクト評価」に焦点を当てていると述べています。また、期待される成果として、電子優先の収集モデルへの移行、広範かつ多様で包摂的な収集、ワークフローとプロセスの改善のためのITインフラの現代化等が挙げられています。
Library of Congress Digital Collections Strategy Published（LC, 2021/12/14）
https://blogs.loc.gov/thesignal/2021/12/library-of-congress-digital-collections-strategy-published/
Digital Collections Strategy Overview 2022-2026 [PDF：7ページ]
https://www.loc.gov/acq/devpol/Digital%20Collections%20Strategy%20Overview_final.pdf
参考：
E2121 – 米国議会図書館の新たな戦略計画
カレントアウェアネス-E No.366 2019.03.28
https://current.ndl.go.jp/e2121
米国議会図書館（LC）、2019年から2023年の戦略計画“Enriching the Library Experience”及びデジタル戦略を発表
Posted 2018年10月3日
https://current.ndl.go.jp/node/36757
