2021年12月8日、東京大学史料編纂所と滋賀県立琵琶湖博物館が、同博物館所蔵の「東寺文書」を東京大学史料編纂所のデジタルアーカイブで公開したと発表しました。
「東寺文書」は、中世の東寺領経営に関する文書を中心とした平安時代から江戸時代にかけての史料107通からなり、2009年に重要文化財に指定されています。発表によると、同文書の目録、デジタル画像、翻刻データが公開されており、東京大学史料編纂所が運営する「日本古文書ユニオンカタログ」と「Hi-CAT Plus」から閲覧・検索が可能です。
また、同博物館は、関連展示「重要文化財・琵琶湖博物館所蔵東寺文書画像等公開記念 室町時代のお手紙の作法―封をする―」や関連イベント「昔のやり方でお手紙に”封”をしよう」を行い、利用を呼びかけるとしています。
滋賀県立琵琶湖博物館・東京大学史料編纂所の連携による 史料画像のWeb公開(東京大学, 2021/12/8)
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/z0206_00022.html
琵琶湖博物館が所蔵する重要文化財の画像等が東京大学のウェブサイトで公開されます(滋賀県立琵琶湖博物館, 2021/12/8)
https://www.biwahaku.jp/2021/12/post_83.html
東京大学史料編纂所
https://www.hi.u-tokyo.ac.jp/
※「News & Topics」欄に、2021年12月8日付で「本所は2021年12月8日(水)、滋賀県立琵琶湖博物館と連携し、琵琶湖博物館所蔵東寺文書史料の画像をWeb公開しました」と掲載されています。
参考:
京都府立総合資料館、国宝「東寺百合文書」の全画像をインターネット公開
Posted 2014年4月24日
https://current.ndl.go.jp/node/26007
東寺百合文書WEB、目録データの一括ダウンロードが可能に
Posted 2017年10月11日
https://current.ndl.go.jp/node/34811
E1998 – 東寺百合文書データミーティング<報告>
カレントアウェアネス-E No.342 2018.02.22
https://current.ndl.go.jp/e1998