2021年12月7日、Library Hi Tech News誌38巻9号が発行され、インド工科大学ローパル校中央図書館のVineet Jamwal氏らによる論文“Global presence of open-source research data management platform for libraries: the Dataverse project”が掲載されています。本文は有料ですが、要約はオンラインで無料公開されています。
この論文は、オープンソースの研究データ管理プラットフォームであるDataverseプロジェクトの世界的な普及状況を提供することを目的としています。
Dataverseの公式ウェブサイトに掲載されているデータに基づいて分析が行われています。結果として、Dataverseのリポジトリのインストール数の増加が観察され、2020年にはインストール数が23.21%増加し、特に米国、欧州でのインストール数が多いことが報告されています。
Jamwal, V. and S. Kaur. “Global presence of open-source research data management platform for libraries: the Dataverse project”. Library Hi Tech News, 38(9), 2021, p. 8-12.
https://doi.org/10.1108/LHTN-10-2021-0066
参考:
オープンソースのデータリポジトリ“Dataverse”、Schema.orgに対応
Posted 2017年12月13日
https://current.ndl.go.jp/node/35155
カナダ研究図書館協会による研究データ管理に関するプロジェクト“Portage”が、“Dataverse”を用いた実践コミュニティを創設
Posted 2017年3月31日
https://current.ndl.go.jp/node/33758