2021年10月1日、北米研究図書館協会(ARL)、米・ネットワーク情報連合(CNI)、米・EDUCAUSEが、コロナ禍による変化を踏まえた研究図書館と最先端技術に関するレポート“Crest or Trough? How Research Libraries Used Emerging Technologies to Survive the Pandemic, So Far”の公開を発表しました。
研究機関や大学の図書館員・研究者等11人を対象に実施された、コロナ禍による研究・学習が停止したことを受けた視点の変化に関するインタビューの結果がまとめられています。発表の中では、コロナ禍における活発な活動は、新たな技術の開発というよりも、既存の技術の採用や改善に関するものであったことが指摘されています。
レポートは、2019年にARL、CNI、EDUCAUSEの間で締結された、新しいデジタル技術が普及する中で研究図書館の影響力を促進するためのパートナーシップの一環として作成されました。主に、図書館・大学のコロナ禍への対応および成功要因、先端技術に対する期待の変化から浮かび上がった6つの社会技術的テーマ、最新技術の導入の要因の3部により構成されています。
ARL, CNI, EDUCAUSE Release Final Report on Research Libraries’ Use of Emerging Technologies(ARL, 2021/10/1)
https://www.arl.org/news/arl-cni-educause-release-final-report-on-research-libraries-use-of-emerging-technologies/
Crest or Trough? How Research Libraries Used Emerging Technologies to Survive the Pandemic, So Far(ARL)
https://doi.org/10.29242/report.emergingtech2021.pandemic
参考:
北米研究図書館協会(ARL)、米・ネットワーク情報連合(CNI)、米・EDUCAUSE、研究図書館における最先端技術に関するレポートの最終版を公開
Posted 2021年4月13日
https://current.ndl.go.jp/node/43795
北米研究図書館協会(ARL)、米・ネットワーク情報連合(CNI)、米・EDUCAUSE、研究図書館と最先端技術の将来に関するレポートを公開
Posted 2020年8月31日
https://current.ndl.go.jp/node/41871
北米研究図書館協会(ARL)・米・ネットワーク情報連合(CNI)・米・EDUCAUSE、新しいデジタル技術が普及する中で研究図書館の影響力を促進するためのパートナーシップを締結
Posted 2019年8月19日
https://current.ndl.go.jp/node/38814