国土地理院、「明治前期の低湿地データ」の整備範囲を全国の主要都市周辺へと拡大

2021年9月1日、国土地理院が、「明治前期の低湿地データ」の整備範囲を拡大を発表しています。土地の液状化との関連が深い区域である「明治期の低湿地データ」について、これまで公表していた三大都市圏周辺と静岡地区に加え、全国の主要都市周辺について公開したものです。

明治期に作成された地図から、河川や湿地、水田・葦の群生地などの区域を抽出したもので、液状化を含めた土地の災害リスクの高い場所が分かると説明されています。

明治時代の地図から、土地の液状化リスクがわかります~「明治期の低湿地データ」の整備範囲を拡大しました~(国土地理院,2021/9/1)
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/bousaichiri61026.html

明治期の低湿地データ(国土地理院)
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/lc_meiji.html

参考:
国土地理院が「明治前期の低湿地データ」を公表、液状化対策への活用も
Posted 2013年3月8日
https://current.ndl.go.jp/node/23043

国土地理院、「標高がわかるWeb地図」を試験公開
Posted 2012年6月20日
https://current.ndl.go.jp/node/21139

CA1997 – 図書館に求められる水害への備え / 加藤孔敬,川島 宏
カレントアウェアネス No.348 2021年06月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1997