プレプリントサーバーarXivは、2021年8月26日付けのブログ記事において、引用分析プラットフォームsciteの「スマート引用」機能をarXivLabsに追加したことを発表しました。
「スマート引用」とは、論文の被引用回数だけでなく、他の出版物での引用におけるコンテキストや、引用された主張を支持しているかまたは異議をとなえているかの分類等の情報を提供することにより、どのように引用されているかを示す機能です。
arXiv内の論文ページ下部に表示されるarXivLabsの“Bibliographic Tools”タブ内にあるスイッチ“scite Smart Citations”を有効化すると、当該論文の被引用情報を表示できるsciteのページへのリンクが表示されます。
New arXivLabs collaboration provides citations in context from scite(arXiv.org blog, 2021/8/26)
https://blog.arxiv.org/2021/08/26/arxivlabs-citations-in-context-scite/
参考:
arXiv、引用ネットワークの表示機能をarXivLabsに追加
Posted 2021年6月29日
https://current.ndl.go.jp/node/44309
arXiv、関連論文を視覚的に探索できる機能をarXivLabsに追加
Posted 2021年2月8日
https://current.ndl.go.jp/node/43217
arXiv、論文に対し関連するコードへのリンクを表示する機能を全カテゴリの論文に拡大
Posted 2020年12月17日
https://current.ndl.go.jp/node/42790
arXiv、コミュニティ・イノベーションのためのフレームワーク“arXivLabs”を公開
Posted 2020年9月30日
https://current.ndl.go.jp/node/42122
引用分析プラットフォームscite、オープン化された引用データ10億件以上を収録し被引用情報の表示機能を強化
Posted 2021年5月25日
https://current.ndl.go.jp/node/44058