プレプリントサーバーarXivが、2021年2月3日付けのブログ記事で、関連論文を視覚的に探索できる機能をarXivLabsに追加したことを発表しました。
論文間の関連をグラフ化するツール“Connected Papers”との連携により実現された機能です。ArXiv内の論文ページ下部に表示されるarXivLabsの“Related Papers”タブ内にあるスイッチ“Connected Papers”を有効化すると、当該論文と関連する論文をグラフ化した“Connected Papers”のページへのリンクが表示されます。なお、各論文のグラフは、論文数万点を対象として引用の類似度を分析した結果に基づき作成されています。
“Connected Papers”の創設者であるEddie Smolyansky氏も、2021年2月4日付けのmedium上での投稿で“Connected Papers”とarXivとの連携について発表しており、arXivの全論文が“Connected Papers”との連携対象となっていることを紹介しています。
New tool to visualize related articles(arXiv.org blog, 2021/2/3)
https://blog.arxiv.org/2021/02/03/new-tool-to-visualize-related-articles/
Connected Papers partners with arXiv(medium, 2021/2/4)
https://medium.com/connectedpapers/connected-papers-partners-with-arxiv-8ce8122f6b4c
参考:
arXiv、論文に対し関連するコードへのリンクを表示する機能を全カテゴリの論文に拡大
Posted 2020年12月17日
https://current.ndl.go.jp/node/42790
arXiv、arXivLabsに“Code”タブを追加:機械学習分野の論文に対し関連するコードへのリンクを表示する機能
Posted 2020年10月21日
https://current.ndl.go.jp/node/42316
arXiv、コミュニティ・イノベーションのためのフレームワーク“arXivLabs”を公開
Posted 2020年9月30日
https://current.ndl.go.jp/node/42122