韓国科学技術情報研究院(KISTI)、オープンアクセス(OA)に関する協力推進のため、韓国大学図書館連合会(KUCLA)・韓国専門図書館協議会(KSLA)と業務協約を締結

2021年7月22日、韓国科学技術情報研究院(KISTI)は、韓国大学図書館連合会(KUCLA)および韓国専門図書館協議会(KSLA)の両機関とオープンアクセス(OA)に関する協力推進のための協約を締結したと発表しています。

KUCLAは国内の学術誌購読料の約80%を支出する大学図書館コンソーシアムです。KSLAは研究所・公共機関・医療機関等の専門図書館による協議会で、KISTIが運営しているコンソーシアムKESLIに参加しています。

今回の締結は、大学・研究機関のOAポリシーの拡散や、3機関が所管・運用している電子情報コンソーシアムの購読型契約の転換契約への変更のために相互に協力することで、高価格で独占的な学術情報の利用環境を解消することを目的としています。

KISTI, 오픈액세스 가속화 위해 도서관협의체와 협력(KISTI,オープンアクセス加速化のため図書館協議体と協力)(KISTI,2021/7/22)
https://www.kisti.re.kr/promote/post/news/5318;jsessionid=RtLHpZbRrR4FdzzTQwB1AsgwWeCwjRDkEax9D9XsUurENFW9p1mtVAGQnT8Ckiia.ar211_servlet_engine23?t=1627608846021

参考:
韓国・国家科学技術研究会(NST)とElsevier社、転換契約を締結
Posted 2020年12月23日
https://current.ndl.go.jp/node/42836

CA1977 – 動向レビュー:学術雑誌の転換契約をめぐる動向 / 尾城孝一
カレントアウェアネス No.344 2020年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1977