2021年7月12日、愛知県は、愛知県図書館で発生した学校記念誌の切り取り被害に関する調査結果を公表しています。同館では7月9日に県内の学校記念誌58冊の切り取り被害が判明しており、被害の状況の詳細は確認中としていました。
今回の発表では、調査の結果、7月9日の発表以降に新たな被害図書は発見されなかったとしています。あわせて、被害を受けた「県内小・中・高等学校及び大学の記念誌など58冊」のリストも公表しています。なお、被害を受けた図書は修理を行った上で、閲覧希望者には職員の目の届くカウンター内で閲覧に供するとしています。
愛知県図書館における図書の切取り被害について（愛知県, 2021/7/9）
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/bunka/kenntosyo030709.html
愛知県図書館における図書の切取り被害について(第2報）（愛知県, 2021/7/12）
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/bunka/kenntosyo030712.html
被害図書一覧 [PDF：496KB]
https://www.pref.aichi.jp/uploaded/life/352464_1458926_misc.pdf
参考：
愛知県図書館において雑誌の切り取り被害 日弁連機関誌の懲戒処分者氏名等を記載したページばかり30冊
Posted 2017年11月21日
https://current.ndl.go.jp/node/35042
日本図書館協会（JLA）、学校史などの地域資料の破損被害について調査結果を公表、声明を発表
Posted 2017年5月19日
https://current.ndl.go.jp/node/34013
CA1180 – 図書の切り取りとその対処法 / 藤田英樹
カレントアウェアネス No.223 1998.03.20
https://current.ndl.go.jp/ca1180
