2021年7月1日、英・デジタル保存連合(DPC)が、コレクションの目録・記述作成の技術等に関するレポート“Born digital archive cataloguing and description”の公開を発表しました。
レポートでは、資料に関する情報収集・作成の自動化、情報ニーズの定義、コレクションに関する情報の伝達に関係する技術や取組の動向等をまとめています。また、結論の箇所では、資料やその情報がボーンデジタルとなることでもたらされる可能性や課題について言及しています。
なお、同レポートは、DPCの出版物“Technology Watch”シリーズのうち、デジタル保存に関する特定のテーマをめぐる課題と解決策をコンパクトに概観する“Guidance Notes”シリーズに分類されています。同レポート公開に関するDPCの発表には、今後数か月の間に様々なデジタル保存のトピックに関する“Guidance Notes”のリリースを予定しているとの記載があります。
Born digital archive cataloguing and description: DPC publishes new Technology Watch Guidance Note on Access to digital collections(DPC, 2021/7/1)
https://www.dpconline.org/news/twgn-cataloguing-general-release
Born digital archive cataloguing and description[PDF:7ページ]
http://doi.org/10.7207/twgn21-05
参考:
英・電子情報保存連合(DPC)、デジタル保存におけるチェックサムの利用に関するレポート“Which checksum algorithm should I use?”を公開
Posted 2021年3月2日
https://current.ndl.go.jp/node/43413
デジタル遺産を守る:英・電子情報保存連合(DPC)の取り組み(記事紹介)
Posted 2019年8月19日
http://current.ndl.go.jp/node/38809
E2361 – 英・デジタル保存連合と「デジタル保存賞」の来し方
カレントアウェアネス-E No.409 2021.03.04
https://current.ndl.go.jp/e2361
※タイトルを修正しました。(2021/7/5)