韓国国立中央図書館(NLK)、「海外韓国学研究者レジデンシープログラム」を開始

2021年6月29日、韓国国立中央図書館(NLK)が、「海外韓国学研究者レジデンシープログラム」を7月から開始すると発表しました。韓国国内に基盤を持たない韓国学研究者が同館を拠点に研究活動を実施できるよう支援することを目的としています。

申請資格は、韓国国内に研究目的のために6か月以上滞在予定の、海外の大学・研究所所属の韓国学研究者で、同館の所蔵資料のほか、学術データベース、相互貸借、未所蔵の海外電子書籍の購入希望、レファレンスといったサービスを利用することができます。また、国内滞在期間をふまえ、最大1年間、個人用研究スペースを利用できます。

방문학자를 위한 개인 연구공간을 제공해 드립니다!(訪問学者のための個人研究スペースを提供します)(NLK,2021/6/29)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&page=1&viewCount=9&id=39458

국립중앙도서관 연구정보서비스(国立中央図書館研究情報サービス)
https://www.nl.go.kr/rink/main/index.do

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、専門家の研究活動を支援する「研究情報サービス」(RINK)を開始
Posted 2018年7月11日
https://current.ndl.go.jp/node/36311

フランス国立図書館が蔵書の研究者を募集
Posted 2005年12月28日
https://current.ndl.go.jp/node/3322

英国図書館(BL)、アフリカと南アジアの学者や専門家をチーヴニング奨学金の研究員として募集 研究員はBL所蔵の南アジアの新聞・雑誌の調査やビックデータの活用について研究
Posted 2015年11月12日
http://current.ndl.go.jp/node/29944

オーストラリア国立図書館(NLA)、同館所蔵資料を用いて博士号取得を目指す大学院生を対象とした奨学金プログラムの申込を受付中
Posted 2019年8月19日
https://current.ndl.go.jp/node/38818

E2370 – 英国図書館(BL)が展開する研究協力事業
カレントアウェアネス-E No.410 2021.03.25
https://current.ndl.go.jp/e2370

E2375 – フランス国立図書館(BnF)における研究活動
カレントアウェアネス-E No.411 2021.04.22
https://current.ndl.go.jp/e2375

CA1854 – 国立図書館によるデジタル化資料の専門家育成:LCとBLの事例から / 東川 梓
カレントアウェアネス No.325 2015年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1854