2021年6月20日、国際図書館連盟(IFLA)が、コロナ禍における特別なニーズのある人々に対する図書館サービスに関する調査結果の公開を発表しました。調査結果は、米国図書館協会(ALA)の国際関係小委員会(International Relations Roundtable)が刊行する“International Leads”に掲載されています。
同調査は、IFLAの特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会(LSN)が2020年秋に実施したものであり、カナダ、ベルギー、米国、ニュージーランド等から49件の回答が寄せられました。
記事の中では、コロナ禍における取組の事例として、視覚障害やディスレクシアをはじめとしたプリントディスアビリティがある人、聴覚障害を持つ人、移民、高齢者、ホームレスを対象としたサービスや、刑務所におけるサービス、オンラインリソースやWi-Fiの提供等が紹介されています。
Results of LSN Survey on Serving People with Special Needs During COVID-19 Published(IFLA, 2021/6/20)
https://www.ifla.org/node/93961
International Leads. 2021, 35(2).
https://www.ala.org/rt/sites/ala.org.rt/files/content/intlleads/leadsarchive/202106-rv-resz.pdf
※調査結果が掲載されている“International Leads”です[PDF:15ページ]。
参考:
国際図書館連盟(IFLA)、聴覚障害者のための図書館サービスの事例を収集する調査を実施中
Posted 2018年2月20日
https://current.ndl.go.jp/node/35522