韓国・城南市、自律走行図書館ロボットの開発・運用を行うと発表

2021年6月15日、韓国・京畿道の城南市が、自律走行図書館ロボットの開発を行うと発表しています。韓国ロボット産業振興院が公募した「2021年サービスロボット活用実証事業」に選ばれたことによるもので、総事業費3億3,000万ウォン(うち、国費2億3,000万ウォン)を投資して行われます。

ロボットの大きさは、長さ1.8メートル・高さ0.6メートル・幅1メートルで、障害物を感知するライダー(LIDAR)センサーと、衛星航法自律走行アルゴリズム等を備え、年内にロボットによる貸出の実証を行うとしています。

2022年初頭から、市内の炭川の1.2キロメートルの区間において、サービスポイントを3か所設定して試験運用が行われます。ロボットには100冊の本が搭載され、サービスポイントでは、一定の時間留まって、貸出サービス(1人2冊、2週間以内/同市の公共図書館発行の図書館カードが必要)を実施します。サービスポイントには、屋外読書空間や休憩空間を整備するとしています。

市の担当者は、2024年までの3年間の試験運用の後、2030年までに、公園や住宅街、団地など市の全域へと運行を拡大する予定と述べています。

성남시 전국 첫 자율주행 도서관 로봇 개발 나서(城南市、全国初自律走行図書館ロボット開発から)(城南市,2021/6/15)
https://www.seongnam.go.kr/city/1000060/30005/bbsView.do?currentPage=1&searchSelect=&searchWord=&searchOrganDeptCd=&searchCategory=&subTabIdx=&idx=226327

한국로봇산업진흥원 보도자료(韓国ロボット産業振興院 プレスリリース)
https://www.kiria.org/portal/info/portalInfoNewsClipSideList.do
※No.513に「한국로봇산업진흥원, 21년도 서비스 로봇 분야 사업 과제 최종선정 2021-06-08」(韓国ロボット産業振興院、21年度サービスロボット分野の事業課題を最終選定)とあります。