2021年5月25日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、新たなサービス・ハブ(複数機関のデータを集約する連携先)である“Northwest Digital Heritage”からのコンテンツの提供を開始したと発表しています。
“Northwest Digital Heritage”は、太平洋岸北西部の図書館や文化遺産機関にサービスを提供するための、ワシントン州立図書館・オレゴン州立図書館・オレゴン遺産委員会による連携組織です。
今回、マルトノマ郡図書館・オレゴン歴史協会・日系アメリカ人の歴史に関するポータルサイトDensho ・シアトル公共図書館・スポーケン公共図書館・ ヤキマバレー図書館・オレゴン州立図書館・ワシントン州立図書館といった70以上の機関の8万点以上のコンテンツが“Northwest Digital Heritage”を通じてDPLAに提供されました。これらコンテンツには、太平洋岸北西部におけるアジア系アメリカ人・先住民・アフリカ系アメリカ人の体験を記録したものが含まれています。
Northwest Digital Heritage joins DPLA(DPLA,2021/5/25)
https://dp.la/news/northwest-digital-heritage-joins-dpla
Northwest Digital Heritage
http://northwestdigitalheritage.org/
参考:
米国デジタル公共図書館(DPLA)、バーモント州のサービス・ハブからのコンテンツの提供を開始
Posted 2019年6月7日
https://current.ndl.go.jp/node/38311
米国デジタル公共図書館(DPLA)のサービスハブ“Orbis Cascade Alliance”の課題と現状(文献紹介)
Posted 2019年8月9日
https://current.ndl.go.jp/node/38768
E2188 – 米国デジタル公共図書館(DPLA)戦略計画2019-2022
カレントアウェアネス-E No.378 2019.10.24
https://current.ndl.go.jp/e2188
CA1857 – 米国デジタル公共図書館(DPLA)の過去・現在・未来 / 塩﨑 亮,佐藤健人,安藤大輝
カレントアウェアネス No.325 2015年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1857