2021年3月2日、公開シンポジウム「今後の博物館制度を考える~博物館法改正を見据えて~」がオンライン開催により行われます。
同シンポジウムは、日本学術会議史学委員会博物館・美術館等の組織運営に関する分科会、全日本博物館学会、名古屋大学人文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センターが主催し、日本博物館協会が後援します。2019年9月のICOM(国際博物館会議)京都大会の開催と2020年8月の日本学術会議による博物館法改正に関する提言を背景に、現在進行しつつある博物館法改正を含めた、今後の日本の博物館と学芸員の制度を検討する機会として開催されます。
参加費は無料ですが事前申込が必要で、定員は1,000人です。主なプログラムは次のとおりです。
・総合司会
半田昌之氏(日本博物館協会・専務理事)
・開会挨拶
木俣元一氏(名古屋大学・教授)
・「文化政策としての博物法改正に向けてーその課題と展望」
栗原祐司氏(京都国立博物館・副館長)
・「博物館法改正へ向けての日本学術会議の提言二つの発出を終えて」
小佐野重利氏(東京大学・名誉教授)
・「文化審議会博物館部会での審議から」
佐々木秀彦氏(東京都歴史文化財団・事務局企画担当課長)
・「ユネスコ博物館勧告・ICOM規約(博物館定義)から見た日本の博物館法」
井上由佳氏(明治大学・准教授)
・「観光政策と博物館認証制度」
松田陽氏(東京大学・准教授)
・「間に合う学芸員資格取得者の養成は可能かー新たな学芸員養成課程への課題と展望」
栗田秀法氏(名古屋大学・教授)
・「学芸員を研究者と認定する制度について」
金山喜昭氏(法政大学・教授)
・「学芸員の力を活かすために、現場でさぐる課題と活路」
佐久間大輔氏(大阪市立自然史博物館・学芸課長)
・パネルディスカッション
司会:芳賀満氏(東北大学・教授)
登壇者:個別報告者8名
・視聴者からの質疑応答
・閉会挨拶
布谷知夫氏(全日本博物館学会・会長/前三重県総合博物館・館長)
公開シンポジウム「今後の博物館制度を考える~博物館法改正を見据えて~」(日本学術会議)
http://www.scj.go.jp/ja/event/2021/307-s-0302.html
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf3/307-s-0302.pdf
※二つ目のリンクはチラシです。[PDF:743KB]
参考:
CA1971 – 第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会2019 / 平井俊行
カレントアウェアネス No.343 2020年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1971
日本学術会議、提言「博物館法改正へ向けての更なる提言~2017年提言を踏まえて~」を公表
Posted 2020年8月28日
https://current.ndl.go.jp/node/41855
【イベント】シンポジウム「これからの博物館制度の在るべき姿~博物館法見直しの方向性をさぐる~」(3/2・東京)
Posted 2019年2月7日
https://current.ndl.go.jp/node/37540