米国図書館協会(ALA)・北米研究図書館協会(ARL)・米国専門図書館協会(SLA)が、連邦議会議事堂に対する襲撃事件を非難する声明を発表しています。
ALAは、選挙のプロセスや民主主義の品位を損なう暴力的な試みとして非難するとともに、米国の図書館は全ての個人の憲法上の権利を保護しており、奉仕するコミュニティの土台であるとし、個人が生涯学習者となり、情報を得て、リテラシーを高め、教育を受け、文化的に豊かな住民となる機会を持てるように民主主義社会を称賛し保護すると述べています。
ARLは、今回の事件は、民主主義への直接的な脅威であり、反人種差別や「知識の包括的発展・表現・共有・保存」といったARLの使命や基本理念がなぜこれほど重要なのかについてのさらなる警鐘となるとしています。
SLAは、今回の事件は、意図的な誤った情報が暴動を扇動する力となることを示しているとし、ビジネス組織・政府機関・高等教育機関といった自由な社会の土台のための情報を管理するSLAの会員は、我々のコレクションやプログラムを通じて増幅する声の影響を考慮する責任があるとし、平和的な政権移行を支持するため全ての米国人が団結するよう求めています。
ALA condemns violence on Capitol Hill, calls for advocacy (ALA,2021/1/7)
http://www.ala.org/news/press-releases/2021/01/ala-condemns-violence-capitol-hill-calls-advocacy
A Message from the ARL President: Centering Our Values in Defense of Democracy and Social Justice(ARL,2021/1/8)
https://www.arl.org/news/a-message-from-the-arl-president-centering-our-values-in-defense-of-democracy-and-social-justice/
SLA Condemns Mob Assault on U.S. Capitol and Lawmakers(SLA,2021/1/7)
https://www.sla.org/about-sla/media-room/press-releases/sla-condemns-mob-assault-on-u-s-capitol-and-lawmakers/