国立公文書館、「PARBICA 善き統治のためのレコードキーピング・ツールキット」のうち「ガイドライン20:災害防備計画をつくる」の日本語版を作成・公開

2020年12月16日、国立公文書館は、国際公文書館会議太平洋地域支部(PARBICA)が策定した「善き統治のためのレコードキーピング・ツールキット」に含まれる24のガイドラインのうち、「ガイドライン20:災害防備計画をつくる」の日本語版を作成・公開したことを発表しました。

同ガイドラインは、災害時の被害を最小化し、被害の迅速な回復を図るために、平常時から災害に備えておくための「災害防備計画」の策定にかかるものとあります。国立公文書館による発表では、記録史料を災害から守るため、同ガイドライン活用の呼び掛けも行われています。

@JPNatArchives(facebook, 2020/12/16)
https://www.facebook.com/JPNatArchives/posts/1164678117301378

「国際公文書館会議太平洋地域支部(PARBICA)善き統治のためのレコードキーピング・ツールキット/ガイドライン20:災害防備計画をつくる」日本語版の公開について(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/news/20201216.html

国際公文書館会議太平洋地域支部(PARBICA)善き統治のためのレコードキーピング・ツールキット/ガイドライン20:災害防備計画をつくる [PDF:25ページ]
http://www.archives.go.jp/about/report/pdf/PARBICA_guideline_20_JP.pdf

参考:
E2236 – 第30回保存フォーラム「収蔵資料の防災」<報告>
カレントアウェアネス-E No.386 2020.02.27
https://current.ndl.go.jp/e2236

E2109 – 第29回保存フォーラム「図書館建築と資料保存」<報告>
カレントアウェアネス-E No.364 2019.02.28
https://current.ndl.go.jp/e2109

オーストラリア図書館協会(ALIA)・ブルーシールドオーストラリア(BSA)、火災発生の危険性の高まりを受け“ALIA Disaster Management for Libraries Guides”を更新
Posted 2019年9月9日
https://current.ndl.go.jp/node/38975