2020年12月16日から2021年1月15日まで、国立国会図書館(NDL)は、オンライン会議ツールWebexを利用した参加登録者限定のオンライン動画配信により、第31回保存フォーラム「戦略的「保存容器」の使い方―さまざまなカタチで資料を護る―」を開催します。
資料を長期的に保存するための基本的かつ簡便な保存技術であり、適切に使用することによって、資料を劣化・破損させる様々な外的要因からの保護機能が期待できる「保存容器」について、原点・開発と普及・活用事例に関する報告等を通して、未来への備えを考える材料とすることを目的に開催されます。
参加費は無料です。定員は300人(先着順)で、定員に達した時点で受付を終了します。参加者は期間中いつでも配信動画を視聴することができます。
主な内容は次のとおりです。
・報告1「正倉院文書の保存環境―保存容器を中心に」
髙畑誠氏(宮内庁正倉院事務所保存課保存科学室員)
・報告2「近代容器の起源と「防ぐ」保存の発展」
安江明夫氏(資料保存コンサルタント、専門図書館協議会顧問)
・報告3「保存容器さまざま : 資料移転のために作成した保存容器について」
山口良子氏(九州大学附属図書館収書整理課長)
・報告4「国立国会図書館の保存容器」
関さやか(国立国会図書館収集書誌部資料保存課洋装本保存係長)
第31回保存フォーラム(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/event/events/preservationforum31.html
参考:
E2236 – 第30回保存フォーラム「収蔵資料の防災」<報告>
カレントアウェアネス-E No.386 2020.02.27
https://current.ndl.go.jp/e2236
専門図書館協議会、同協議会ウェブサイト上に「資料保存 参考ページ」を開設
Posted 2020年10月7日
https://current.ndl.go.jp/node/42201
国立国会図書館、YouTubeで公開中の遠隔研修教材として「動画で見る資料保存:簡易帙をつくる」を新規追加
Posted 2020年10月28日
https://current.ndl.go.jp/node/42371