経済産業省、「STEAMライブラリー」構築事業を開始

2020年10月27日、経済産業省は、「STEAMライブラリー」構築事業の開始を発表しました。

授業・個人探究に利用できるデジタル教材集を国内外の教育産業と学校・研究機関・産業界との協力によって開発し、それらを掲載した「STEAMライブラリー」の試験構築が行われます。2021年3月から誰でも同ライブラリーにアクセスし、授業や家庭学習場面で利用できるとしています。

発表によれば、「STEAM」とは、Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Arts(人文社会・芸術・デザイン等)・Mathematics(数学)の頭文字をとった言葉であり、「教科タテ割りの、詰め込み勉強」から「学際研究的で、創造的な学び」へとシフトさせていく考え方です。経済産業省は、2019年6月に取りまとめた「未来の教室ビジョン」において、「学びのSTEAM化」を今後の教育改革の重要な柱の一つとして掲げています。

「STEAMライブラリー」構築事業をスタートします(経済産業省, 2020/10/27)
https://www.meti.go.jp/press/2020/10/20201027002/20201027002.html

関連:
令和の教育改革に向けた、「未来の教室ビジョン」をとりまとめました(経済産業省, 2019/6/25)
https://www.meti.go.jp/press/2019/06/20190625002/20190625002.html

参考:
経済産業省、「未来の教室 Learning Innovation」ポータルサイトを公開
Posted 2018年8月29日
https://current.ndl.go.jp/node/36560

経済産業省「未来の教室」プロジェクト、新型コロナウイルス感染症による学校の臨時休業を受け「#学びを止めない未来の教室」を開始:国内のEdTech事業者が始めた取り組みを紹介
Posted 2020年3月3日
https://current.ndl.go.jp/node/40385