日本財団、「読む・書く」をテーマとした「18歳意識調査」の結果を公表:コロナ禍の影響による読書量の変化も調査

公益財団法人日本財団が、2020年10月26日付けのプレスリリースにおいて、第30回「18歳意識調査」の結果を公表しています。

「18歳意識調査」は、同財団が継続的に実施している「18歳」の若年層を対象としたインターネットアンケート調査です。毎回様々な切り口からテーマを設定して調査を行っており、第30回のテーマは「読む・書く」でした。

調査は「全国の17歳~19歳男女」を対象とし、2020年9月29日から10月5日にかけて実施されました。回答数は合計1,000(男性500、女性500)となっています。なお、調査に際し、「印刷業・出版業/マスコミ・メディア関連/情報提供サービス・調査業/広告業」の関係者は対象から除外されています。

調査では本や新聞を「読む」こと、文章を「書く」ことについて幅広い質問が行われ、その中には「コロナ禍の影響で読書量は増えましたか」という質問も含まれています。調査結果として報告書要約版と自由回答の一覧が公開されており、報告書詳細版は11月掲載予定となっています。

プレスリリースには調査結果の概要が掲載されており、読書が好きな人は6割近くに上る一方で嫌いと答えた人は約1割に留まったこと、「全く読まない」との回答も32.7%に上ること、4人に1人がコロナ禍で読書量が増えたと回答していること等が紹介されています。

日本財団「18歳意識調査」第30回テーマ:読む・書くについて(日本財団, 2020/10/26)
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2020/20201026-50523.html

第30回18歳意識調査「テーマ:読む・書く」要約版 [PDF:2MB]
https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2020/10/wha_pro_eig_146.pdf

関連:
18歳意識調査(日本財団)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/eighteen_survey

参考:
文化庁、平成30年度「国語に関する世論調査」の結果を公表:読書状況についても調査
Posted 2019年10月30日
https://current.ndl.go.jp/node/39383

国立青少年教育振興機構、「子供の頃の読書活動の効果に関する調査研究報告(速報版)」を公開
Posted 2019年12月25日
https://current.ndl.go.jp/node/39843

E2171 – 子どもの電子メディアの利用実態と読書との関係
カレントアウェアネス-E No.375 2019.08.29
https://current.ndl.go.jp/e2171