岡山市の岡山シティミュージアムが、2020年10月3日から11月1日まで、企画展「歴史家・山田貞芳の旧蔵書 ~岡山市立図書館に伝わった藩政期の学問と文化~」を開催しています。
山田貞芳は第一期の岡山市史の編集委員長を務めた歴史家で、1920年に亡くなった際に、教え子が旧蔵書約3,500冊を私財で買い取り、1928年には岡山市立岡山図書館(当時)に「特設山田文庫」として寄贈されました。
同企画展は、岡山空襲の直前に同館が疎開をさせて罹災を免れた約300冊の蔵書の中に、山田貞芳の旧蔵書88冊が含まれていることが近年分かったことから、その中に含まれる、岡山藩で活躍した学者や文化人の著作等や山田貞芳に関する資料を展示するものです。
企画展「歴史家・山田貞芳の旧蔵書 ~岡山市立図書館に伝わった藩政期の学問と文化~」(岡山シティミュージアム,2020/10/3)
https://www.city.okayama.jp/okayama-city-museum/0000025263.html
関連:
「岡山市立図書館設立100周年記念 戦災前に疎開できた岡山市立図書館の蔵書・再現」(岡山市,2016/7/1)
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000009469.html
参考:
岡山市立中央図書館、展示「岡山空襲と国富家文書 ~戦災をくぐり抜けた城下町の記録~」を開催
Posted 2015年6月11日
https://current.ndl.go.jp/node/28659
岡山市立中央図書館で、「岡山市立図書館設立100周年記念 戦災前に疎開できた岡山市立図書館の蔵書・再現」展を開催中:蔵書印や目録を手掛かりとした調査の成果
Posted 2016年7月25日
https://current.ndl.go.jp/node/32149
岡山シティミュージアム(岡山市)、企画展「岡山市立中央図書館所蔵 災害の記録」を開催中:岡山市立中央図書館所蔵の役場文書・古文書から震災・水害・感染症の記録79点を展示
Posted 2020年7月17日
https://current.ndl.go.jp/node/41525