米国議会図書館(LC)の法律図書館が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下における表現の自由に関するレポートを2020年9月付けで公開しました。
報告書では、アルメニア、バングラデシュ、インド、ロシア等の20か国について、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下で行われた、マスメディアの活動を制限する法的行為に関する調査結果がまとめられています。また、フェイクニュースへの各国の法的対応をまとめた地図も掲載されています。
要旨では、フェイクニュースの拡散や、マスメディアとインターネットが提供する情報に対する法規制の見直し等が各国で行われたことが述べられています。その他、調査対象国の多くで、新たな制限措置に対し公衆やジャーナリスト等からの批判があったものの、制限の廃止や変更が行われた国は少なかったこと等に触れています。
Freedom of Expression during COVID-19(LC Law Library of Congress)
https://www.loc.gov/law/help/covid-19-freedom-of-expression/index.php
Freedom of Expression during COVID-19[PDF:1.16MB]
https://www.loc.gov/law/help/covid-19-freedom-of-expression/freedom-of-expression-during-covid-19.pdf
参考:
フェイクニュースに対する各国の取り組みを扱った米国議会図書館(LC)の2件の調査レポート(記事紹介)
Posted 2019年8月2日
https://current.ndl.go.jp/node/38718