韓国・華城市立図書館、新型コロナウイルス感染拡大下の住民の思いを収集・保存する「市民感情アーカイブプロジェクト」を実施

2020年8月28日、韓国・京畿道の華城市立図書館が、新型コロナウイルス感染拡大下の住民の思いを収集・保存する「市民感情アーカイブプロジェクト」の実施を発表しています。同プロジェクトでは、2つの事業が行われています。

1つ目は、現在の困難な状況を住民が一丸となって克服しようという趣旨のもと、絵や短い文章の形式で収集した住民の思いを活用して、タイル壁画を作成する「タイル壁画アート」です。協成大学校の学生とともに、同館の泰安図書館で製作される予定です。

2つ目は、新型コロナウイルス感染拡大下の感情や思考を表す単語を収集し、住民とともにその意味を定義し辞典を編纂する「単語辞典編纂」です。収集した資料は水原大学校の学生で構成される編纂委員会によって辞典として編纂されます。

화성시립도서관, 코로나19 시대 시민의 감정을 수집합니다<시민감성 아카이브 프로젝트> 운영(華城市立図書館、新型コロナウイルス感染症時代の市民の感情を取集します<市民感情アーカイブプロジェクト>運営)(華城市立図書館,2020/8/28)
http://www.hscitylib.or.kr/boardView.do?LIBCODE=INTRO&BOARDCODE=news&pageNo=1&idx=39785

参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、新型コロナウイルス感染症に関するウェブアーカイブを公開へ:国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)による同感染症のウェブアーカイブプロジェクトにも参加
Posted 2020年3月10日
https://current.ndl.go.jp/node/40442

瀬戸内市立図書館(岡山県)、新型コロナウイルス感染症に関する資料と写真を募集
Posted 2020年6月18日
https://current.ndl.go.jp/node/41254