米国議会図書館(LC)、活字による読書が困難な利用者に対する優れたサービスを提供している図書館を表彰

2020年8月19日、米国議会図書館(LC)の障害者サービス部門「視覚障害者及びプリントディスアビリティのある人々のための全国図書館サービス(National Library Service for the Blind and Print Disabled:NLS)」が、活字による読書が困難な利用者に対し、優れたサービスを提供している図書館を表彰すること発表しました。

受賞館は以下の2館です。

・Oklahoma Library for the Blind and Physically Handicapped
発表の中では、同館が、合計15万点以上の点字図書、録音図書、雑誌等の貸出を行ったことが述べられています。また、オンデマンドの情報提供サービスをはじめとした活字による読書が困難な人の情報アクセスを向上するプログラムや、点字、大活字等での教科書や教材の子ども、学校への貸出を行ったこと等に触れられています。

・San Francisco’s Talking Books and Braille Center
発表の中では、同センターは2019年に3万1,290点の点字図書、オーディオブック、雑誌等の貸出を行ったと述べられています。また、同センターによる録音図書や大活字本についてのプログラム、サンフランシスコの選挙管理局と協力しての、有権者へのアクセシブルな方法での情報提供等のアウトリーチの活動が挙げられています。

Library of Congress Honors Oklahoma City and San Francisco Libraries for Service to Print-Disabled Readers(LC, 2020/8/19)
https://www.loc.gov/item/prn-20-053/library-of-congress-honors-oklahoma-city-and-san-francisco-libraries-for-service-to-print-disabled-readers/2020-08-19/

参考:
米国議会図書館(LC)、障害者サービス部門「視覚障害者及び身体障害者のための全国図書館サービス(National Library Service for the Blind and Physically Handicapped)」の名称を変更
Posted 2019年10月7日
https://current.ndl.go.jp/node/39199