オーストラリア国立図書館(NLA)、新型コロナウイルス感染症関係のエフェメラを収集中

2020年5月19日、オーストラリア国立図書館(NLA)が、現在、新型コロナウイルス感染症関係で、郵便箱に投函されたり、地域に掲示されたフライヤー・お知らせ・リーフレットといった印刷されたエフェメラを収集していると発表しています。

それら資料は、同国の歴史の重要な瞬間を捉えており、特に、地方のものや英語以外で書かれたものは大変興味深いものの、こういった資料はすぐに消えてしまうことから、保存のために同館に郵送するよう求めています。

Wanted: COVID-19 ephemera(NLA, 2020/5/19)
https://www.nla.gov.au/stories/news/2020/05/19/wanted-covid-19-ephemera

参考:
中国の博物館・図書館が「新型コロナウイルスとの闘い」に関する資料を収集中:行政資料や医療従事者の日記など
Posted 2020年3月4日
https://current.ndl.go.jp/node/40399

新型コロナウイルス流行下における地域の経験を記録する:デジタルアーカイブ作成の取組(米国)
Posted 2020年3月25日
https://current.ndl.go.jp/node/40591

オーストリア・ウィーンミュージアム、新型コロナウイルス流行下におけるウィーンの状況を示す写真の提供を呼びかけ
Posted 2020年3月27日
https://current.ndl.go.jp/node/40630

新型コロナウイルス流行下の社会の記憶を収集・アーカイブするプロジェクト“coronarchiv”(ドイツ)
Posted 2020年4月8日
https://current.ndl.go.jp/node/40731

ルクセンブルク大学近代デジタル歴史ルクセンブルクセンター、新型コロナウイルス感染拡大下の生活に関する写真・動画等の投稿が可能なプラットフォーム“COVID-19 memories”を開設
Posted 2020年4月14日
https://current.ndl.go.jp/node/40764

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、関西大学デジタルアーカイブANNEXで「コロナアーカイブ@関西大学」を開始:新型コロナウイルスの影響を受けている関西大学の構成員の日々の記録と記憶を保存・公開
Posted 2020年4月20日
https://current.ndl.go.jp/node/40809

浦幌町立博物館(北海道)、新型コロナウイルス感染症に関する資料を収集中:臨時休館ポスターやテイクアウト・タイムセール自粛・窓口時間短縮のお知らせ等
Posted 2020年5月7日
https://current.ndl.go.jp/node/40897

ニュージーランド国立図書館(NLNZ)、新型コロナウイルス感染拡大下の生活を記録化する方法を紹介:記録の寄贈も呼びかけ
Posted 2020年5月12日
https://current.ndl.go.jp/node/40921

中国国家図書館、中国における「新型コロナウイルス感染症との戦い」に関する資料のアーカイブ構築計画を発表
Posted 2020年5月18日
https://current.ndl.go.jp/node/40971