2020年3月30日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、プレプリント「Unpaywallを利用した日本におけるオープンアクセス状況の調査」の公開を発表しました。
JPCOARオープンアクセスリポジトリ戦略 2019~2021年度に基づいて行われた調査成果の一つであり、著者はJPCOARコンテンツ流通促進作業部会の西岡千文助教(京都大学)と、JPCOAR運営委員の佐藤翔准教授(同志社大学)です。
プレプリントは京都大学学術情報リポジトリKURENAIに登録されています。抄録によれば、日本と世界のオープンアクセス状況を調査したものであり、日本の調査では Unpaywall とScopus に収録されている日本の著者による雑誌論文約200 万件を、世界の調査ではUnpaywall に収録されている雑誌論文約8,000 万件を対象としています。
Unpaywallを利用して日本のOA状況を明らかにしました(JPCOAR, 2020/3/30)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=49#_href_454
Unpaywallを利用した日本におけるオープンアクセス状況の調査(KURENAI)
http://hdl.handle.net/2433/246424
参考:
オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、「JPCOARオープンアクセスリポジトリ戦略2019~2021年度」を公開
Posted 2019年3月27日
https://current.ndl.go.jp/node/37878
オープンアクセス(OA)の現状:世界の論文の約28%、利用者が探している論文の約47%はOA
Posted 2018年2月14日
https://current.ndl.go.jp/node/35486
Impactstory、無料公開の研究論文に誘導するChrome拡張機能”Unpaywall”を公開
Posted 2017年3月21日
http://current.ndl.go.jp/node/33685