2020年3月27日、米国国立医学図書館(NLM)は、同館の情報基盤刷新の一環として、1998年から運用している統合図書館システム(ILS)“Voyager”をProQuest社傘下Ex Librisの図書館サービスプラットフォーム(LSP)“Alma”へリプレースすることを発表しました。また、検索システムについてディスカバリーサービス“Primo VE”へのリプレースも合わせて発表されています。
NLMは2020年3月以降、12か月から15か月をかけてシステム移行を進める予定です。NLMは情報基盤の刷新・システム統合・ワークフローの合理化は、同館の「戦略計画2017-2027」に沿ったものである、としています。
New Library Services Platform to Support Library Operations. NLM Tech Bull. 2020 Mar-Apr;(433):e3.
https://www.nlm.nih.gov/pubs/techbull/ma20/ma20_library_services_platform.html
参考:
佛教大学附属図書館、Ex Librisのクラウド型図書館システム“Alma”の採用を決定
Posted 2019年10月10日
https://current.ndl.go.jp/node/39247
米国国立医学図書館(NLM)が、戦略計画2017-2027を公表
Posted 2018年3月2日
https://current.ndl.go.jp/node/35580
CA1969 – 早稲田大学・慶應義塾大学コンソーシアムによる図書館システム共同運用に向けた取り組みについて / 本間知佐子, 入江 伸
カレントアウェアネス No.343 2020年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1969