2020年2月20日、米国の博物館・図書館サービス機構（IMLS）は、総額1億6,680万3,000ドルとなる2020年度の連邦政府からの図書館サービスへの助成金の、59の州図書館行政機関（SLAA）への割当表を公開しました。今回初めて、助成金の対象に、米国と自由連合盟約を締結しているミクロネシア連邦・マーシャル諸島共和国・パラオ共和国を含めたとしています。
助成金は、図書館サービス・技術法で示されている目的と優先事項に対応する様々な革新的で基盤となるプロジェクトを支援するもので、各SLAAには基本額と、人口に基づいた追加額が交付されます。また、財政的なマッチング要件を通じて地域の関与が保証されています。
利用の事例として、インディアナ州及びカリフォルニア州での、早期リテラシー教育及び幼稚園の準備のための、保護者が子どもに対して毎日話しかける言葉の数を測定する新しい技術、ニュージャージー州での、州のプリントディスアビリティな住民への無料の郵送サービスや退役軍人の生活の質の向上のための技術の提供や、オハイオ州で、警察とリテラシーの専門家が連携し、警察と危険にさらされている中学生を結びつけていること、ミネソタ州で、図書館内外で求人検索・学業支援・法情報・子どものリテラシープログラムといったイベントを開催することで、職員と地域のソマリア人コミュニティの間の関係を構築していることなどが紹介されています。
$166 Million Invested in Libraries Across America（IMLS, 2020/2/20）
https://www.imls.gov/news/166-million-invested-libraries-across-america
INSTITUTE OF MUSEUM AND LIBRARY SERVICES LIBRARY SERVICES AND TECHNOLOGY ACT
STATE ALLOTMENT TABLE [PDF：2ページ]
https://www.imls.gov/sites/default/files/imlslstastateallotmenttablefy2020.pdf
Grants to States（IMLS）
https://www.imls.gov/grants/grant-programs/grants-states
Grants to States: State Profiles（IMLS）
https://www.imls.gov/grants/grants-state/state-profiles
