2024年8月1日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)は、2022会計年度の米国内の州図書館行政機関(State Library Administrative Agencies:SLAA)についての調査レポート“State Library Administrative Agencies Survey Fiscal Year 2022”を公開しました。
同調査は、SLAAの財務状況、労働力等を明らかにするために1994年から(2010年からは隔年で)実施されています。
今回の調査の主な結果として、以下のようなものが挙げられています。
・ SLAAの支出総額は約15億ドルで、70%が図書館への財政援助、27%がSLAAの運営に充てられており、2020年度から2022年度の間に支出が14%増加した。
・ SLAAは2022年度にフルタイム換算(FTE)で2,593人の職員を雇用し、2020年度から2.5%増加した。2006年度以来2度目のFTE量の増加となった。総体的にみると、SLAAのFTE職員数は2006年度から2022年度までの16年間で25%減少している。
・ これまでの収入、支出、職員数の減少にもかかわらず、各州全域におけるリソースの共有を促進するなど、SLAAは図書館等に幅広いサービスを提供し続けている。
Institute of Museum and Library Services Releases FY 2022 State Library Administrative Agencies Survey Results(IMLS, 2024/8/1)
https://www.imls.gov/news/institute-museum-and-library-services-releases-fy-2022-state-library-administrative-agencies
State Library Administrative Agencies Survey Results Fiscal Year 2022 [PDF:37ページ]
https://www.imls.gov/sites/default/files/2024-07/state-library-administrative-agency-survey-fy2022.pdf
State Library Administrative Agency Survey(IMLS)
https://www.imls.gov/research-evaluation/data-collection/state-library-administrative-agency-survey