公共図書館における性行為を告発したTV番組、議論を呼ぶ(米国)

米国オハイオ州のTV局が、2つの公共図書館に隠しカメラを設置して図書館における暴力・ポルノ・性行為の実態を調査した番組を放映しました。過去6か月間に、利用者が銃口を突きつける、児童ポルノをダウンロード・印刷する、トイレや子どもから見える場所で性行為を行うなど、50以上の問題行動があったとのことです。番組では、税金が投入されている図書館においてこのような問題行動への対応が十分でないことを厳しく批判しています。
このTV番組のリポーターのブログには、図書館員を含む多くの人からの賛成(インターネット接続の記録を監視すべき、図書館員としても対応に苦慮している)や反対(問題利用者はごく少数だ、図書館員は警察官やベビーシッターではない、他の公共施設でも同様のことが起こっている、不適切な行為に子どもをさらさないのが親の義務であり警察に通報するのが市民の義務だ、図書館が役に立っている面を無視するな、隠し撮りが不適切、など)のコメントが寄せられています。

Sexual activity at library caught on tape – wkyc.com
http://www.wkyc.com/monday/monday_article.aspx?storyid=52623
Perverts Paradise – Carl Monday: Cleveland’s Investigative Reporter
http://www.wkyc.com/weblog/carlmonday/2006/05/perverts-paradise.html

Wednesday, May 24, 2006付けLISNewsの記事
http://lisnews.org/article.pl?sid=06/05/24/182240