2019年10月15日、RDA Toolkitの再構築プロジェクト“The RDA Toolkit Restructure and Redesign Project(3R Project)”が、4月と9月のリリースをもって、同プロジェクトの目標を達成したと発表しています。
これにより英語版での作業は完了し、今後、翻訳作業やpolicy statements、application profilesの策定作業を実施する計画です。翻訳作業は現在進行中で、15か月以内に9か国語で公開される予定です。一方で、policy statements及びapplication profilesは、現在、策定の初期段階であるとしています。
また、
・2020年12月15日にベータ版を公式版へと切り替える
・公式版へ切り替えた日と現行のRDA Toolkitの1年後の閉鎖までの猶予期間の開始は関連付けない(RDAの運営委員会・役員会の合意(2021年内を想定)により閉鎖までの猶予期間の開始が決定)
・ベータ版でのリリースは継続するが、公式版への切り替え前に翻訳やpolicy statementsに大きな影響を与えるテキストの変更は行なわない
といった今後の予定等が示されています。
Statement on 3R Project Completion (RDA,2019/10/15)
https://www.rdatoolkit.org/node/202
RDA Toolkit(BETA)
https://beta.rdatoolkit.org/
参考:
RDA Toolkit、再構築プロジェクトの一環として、ベータ版のウェブサイトを公開
Posted 2018年6月19日
https://current.ndl.go.jp/node/36189
RDA Toolkitの改訂版がリリース
Posted 2014年4月30日
http://current.ndl.go.jp/node/26043
CA1766 – 動向レビュー:RDA:ウェブの世界に乗り出す目録規則(解説) / 和中幹雄
カレントアウェアネス No.311 2012年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1766
CA1767 – 動向レビュー:『RDA』:図書館をセマンティック・ウェブに適したものに / バーバラ B. ティレット
カレントアウェアネス No.311 2012年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1767
CA1923 – 動向レビュー:IFLA Library Reference Modelの概要 / 和中幹雄
カレントアウェアネス No.335 2018年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1923
CA1951 – 『日本目録規則2018年版』のはじまり:実装に向けて / 渡邊隆弘
カレントアウェアネス No.340 2019年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1951