台湾の聯合新聞網による2019年8月20日付けの記事で、台湾の桃園市中心部で建設が進められている桃園市立図書館の新しい総本館が、完成予想図で示された外観の美しさからインターネット上で注目を集めていることが紹介されています。
同館は2021年完成予定で、「生命の樹」をコンセプトとしてデザインされています。8階建ての図書館棟、5階建ての映画館棟からなり、各棟の2階部分は屋外通路により相互に繋がる設計となっています。
現在の計画では、図書館棟の1階には講演ホール、自習室、セルフ返却スペース、ショップ、カフェ等が、2階には雑誌・新聞閲覧スペース、高齢者用閲覧スペース、特殊サービス用スペース等が、3階には親子用閲覧スペース、大型絵本のスペース、親子学習教室等が設けられる予定とあります。
一方、映画館棟の1階にはレストラン等、2階から5階には8か所の映画ホールが設けられる予定で、映画館棟の外壁はプロジェクターによる映像投影ができるスペースとなっており、野外シアターとして使用されます。
全台「最美圖書館」在桃園!機場等級的圖書館,還有星空電影院超期待(聯合新聞網, 2019/8/20)
https://udn.com/news/story/7206/3999779
※同館の完成予想図が掲載されています。
関連:
桃園市立圖書館新建總館工程(桃園市政府新建工程處, 2018/11/20)
https://opc.tycg.gov.tw/home.jsp?id=19&parentpath=&mcustomize=onemessages_view.jsp&dataserno=201705260001
※桃園市政府による同館建築計画の沿革紹介等が掲載されています(中国語)。
参考:
E2148 – 台湾公共図書館の利用状況と読書力:2018年報告より
カレントアウェアネス-E No.371 2019.06.27
http://current.ndl.go.jp/e2148