連邦機関デジタルガイドラインイニシアチブ(FADGI)、デジタル動画における重要プロパティのリスト“Significant Properties for Digital Video”のドラフト版を公開:フィードバックを募集中

2019年8月7日、連邦機関デジタルガイドラインイニシアチブ(Federal Agencies Digital Guidelines Initiative:FADGI)は、デジタル動画における重要プロパティのリスト“Significant Properties for Digital Video”の最初のドラフト版を公開しました。2019年8月31日までのフィードバックを募集しています。

FADGIは、米国連邦政府機関が2007年から共同で結成しているイニシアチブで、デジタル化資料やボーンデジタル資料のための実務手法やガイドラインの策定に取り組んでおり、静止画ワーキンググループ(Still Image Working Group)と視聴覚ワーキンググループ(Audio-Visual Working Group)を設けています。

今回公開された“Significant Properties for Digital Video”のドラフト版は視聴覚ワーキンググループが発表したものです。同グループのメンバーが、美術館・図書館・アーカイブ・博物館が扱う可能性のあるデジタル動画の大半において重要であると見なした技術プロパティについて、プロパティ名や定義、典型的な値の例、関連する規格、マイグレーション等によりプロパティに変更が生じた場合の影響等をリスト形式にまとめています。

Federal Agencies Digital Guidelines Initiative
http://www.digitizationguidelines.gov/
※トップページの“FADGI Guidelines”にある“DRAFT Significant Properties for Digital Video”の公開日付に“August 7, 2019”とあります。

DRAFT Significant Properties for Digital Video(FADGI)
http://www.digitizationguidelines.gov/guidelines/sigpropvideo.html

参考:
ボーンデジタルの視聴覚資料の保存に関するケーススタディー(記事紹介)
Posted 2019年2月21日
http://current.ndl.go.jp/node/37630

国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)、視聴覚資料の保存に関するガイド“The Safeguarding of the Audiovisual Heritage”(IASA-TC 03)の第4版を公開
Posted 2018年1月31日
http://current.ndl.go.jp/node/35404