2014年12月3日の、米国議会図書館(LC)のデジタル情報の保存についてのブログ“The Signal”で、連邦機関デジタル化ガイドラインイニシアチブ“Federal Agencies Digitization Guidelines Initiative:FADGI”のフォーマットの比較プロジェクトが紹介されています。
FADGIは、米国連邦政府機関が2007年から共同で結成しているグループで、歴史的なコンテンツを持続可能な方法でデジタル化するための、共通のガイドラインや手法、実務を定めることを目指しているとのことです。
今回取り上げられているのはFADGIの中のオーディオビジュアルワーキンググループが行ったプロジェクトで、保存のためのビデオテープの変換におけるフォーマットについて、持続可能性、コスト、システム実装、設定や機能といった要素から比較され、その概要が紹介されています。
この比較プロジェクトの成果は、FADGIのページで公開されています。
Comparing Formats for Video Digitization(The Signal, 2014/12/3)
http://blogs.loc.gov/digitalpreservation/2014/12/comparing-formats-for-video-digitization/
Digital File Formats for Videotape Reformatting(FADGI)
http://www.digitizationguidelines.gov/guidelines/video_reformatting_compare.html
Federal Agencies Digitization Guidelines Initiative:FADGI
http://www.digitizationguidelines.gov/
参考:
ビデオの長期保存を妨げる要因について:NDSA調査の中間報告
Posted 2014年9月8日
http://current.ndl.go.jp/node/26960
米国の連邦政府機関が共同で、資料デジタル化に関する2つのガイドライン案を作成
Posted 2008年10月6日
http://current.ndl.go.jp/node/8975