2019年7月30日、研究データ同盟(RDA)が、報告書“The Research Data Alliance and the Humanities”を公開しました。
主に欧州のデジタル人文学分野の研究者・サービスプロバイダを対象に、同分野と関係するRDAの基本的な情報を提供することで、彼らがRDAの成果を享受し、RDAの活動への関与を増大させることを目的に、オランダの学術情報の収集・提供機関であるData Archiving and Networked Services(DANS)が作成した報告書です。
報告書では、RDAの概要、人文学の現状と特殊性、人文学の研究者・実務者・サービスプロバイダに関係するRDAのInterest Group(IG)・Working Group(WG)・提言・成果の観点からRDAが同分野に提供する機会を提供するほか、欧州人文学デジタル研究基盤(DARIAH)や言語分野の研究インフラCLARINとの連携について取り上げています。
RDA and the Humanities – a report from the RDA Europe Ambassador for the Humanities (RDA,2019/7/30)
https://rd-alliance.org/rda-and-humanities-report-rda-europe-ambassador-humanities
The Research Data Alliance and the Humanities
https://doi.org/10.5281/zenodo.3355145
参考:
DANSとBrill社が人文社会科学分野のデータジャーナルを創刊
Posted 2015年10月21日
http://current.ndl.go.jp/node/29713
E2144 – 研究データ同盟第13回総会<報告>
カレントアウェアネス-E No.370 2019.06.13
http://current.ndl.go.jp/e2144