米国図書館協会(ALA)、移民向けの公共図書館サービスの改善を提言するホワイトペーパーを公開

2019年7月30日、米国図書館協会(ALA)が、 移民が「成功」するために必要なサービスを米国の公共図書館がどのように提供できるかを検討したホワイトペーパー“Library Programs and New Americans: A White Paper” を公開しました。

シンクタンクの協力を得て、ALAの公的プログラム部(Public Programs Office)及び公共図書館員と関連組織によるチームで実施した“New Americans Library Project”による半年間の調査の成果で、移民向けサービスの調査、サービスの格差の把握を行い、公共図書館員向けの9つの推奨事項が提言されています。

推奨事項は以下の通りです。

1.コミュニティのニーズの評価
2.地域団体との連携の促進
3.職員とボランティアの専門能力開発促進
4.意思決定と実施において移民を含める
5.特定のコミュニティが共感する用語を使う
6.多言語資源の開発
7.移民と現住民との繋がりを促す
8.より多くの世代間プログラムを作成する
9.持続可能なサービスの開発

ALA releases recommendations for improved public library services to new Americans (ALA,2019/7/30)
http://www.ala.org/news/press-releases/2019/07/ala-releases-recommendations-improved-public-library-services-new-americans

Library Programs and New Americans: A White Paper [PDF:24ページ]
https://newamericans.ala.org/wp-content/uploads/2019/06/New-Americans-white-paper.pdf

New Americans Library Project
https://newamericans.ala.org/