米国学校図書館員協会(AASL)、包摂的な学習者・市民を育成するための学校図書館員向けのガイドを公開

2019年7月30日、米国学校図書館員協会(AASL)が、包摂的な学習者や市民を育成するための学校図書館員向けのガイド“Developing Inclusive Learners and Citizens”を公開しました。

同ガイドは、AASLの学校図書館基準における6つの共通認識のうちの1つ「包摂(Include)」に基づくものです。

学校図書館員と学習者が、バランスのとれた視点、グローバルな学習、共感、寛容性、公平性を追求するために利用可能なシナリオ・活動・リソース(学習者にとっての包摂的な指導と環境の重要性に関するインフォグラフィック、思考(Think)・創造(Create)・共有(Share)・成長(Grow)という4つの学習領域(domains)を反映させた学習者・学校図書館員・学校図書館のためのシナリオ)が含まれています。

AASL releases guide to develop inclusive learners and citizens(AASL,2019/7/30)
http://www.ala.org/news/press-releases/2019/07/aasl-releases-guide-develop-inclusive-learners-and-citizens

Developing Inclusive Learners and Citizens Activity Guide, Applied Framework, and Infographic(AASL)
https://standards.aasl.org/project/inclusive/

参考:
E2006 – 米国学校図書館員協会による新学校図書館基準<文献紹介>
カレントアウェアネス-E No.343 2018.03.08
http://current.ndl.go.jp/e2006