Europeana Collectionsで文化遺産への脅威に焦点を当てたオンライン展示“Heritage at Risk”が公開される

Europeana Proの2019年7月15日付けブログ記事において、ポータルサイト“Europeana Collections”で新たに公開されたオンライン展示“Heritage at Risk”(危機に瀕した遺産)が紹介されています。

戦争、自然、人的要因による文化遺産への脅威について、Europeanaのデジタル資源を用いた展示がなされているほか、最終章では、2019年4月に火災被害を受けたフランス・パリのノートルダム大聖堂の歴史と、保存・再建にデジタル技術が果たしうる役割を紹介しています。

なお、展示は英語、ルーマニア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポーランド語の計7言語に対応しています。

Importance of digitising cultural heritage highlighted in ‘Heritage at Risk’ exhibition(Europeana Pro, 2019/7/15)
https://pro.europeana.eu/post/importance-of-digitising-cultural-heritage-highlighted-in-heritage-at-risk-exhibition

Heritage at Risk(Europeana Collections)
https://www.europeana.eu/portal/en/exhibitions/heritage-at-risk

参考:
Europeanaが、新しいポータルサイト“Europeana Collections”を開設
Posted 2016年1月21日
http://current.ndl.go.jp/node/30497

国際図書館連盟(IFLA)、フランス・ノートルダム大聖堂の火災被害を受けて声明を発表
Posted 2019年4月18日
http://current.ndl.go.jp/node/38052

Google Arts & Cultureで火災前のブラジル国立博物館内部を閲覧できるバーチャルツアーが公開
Posted 2018年12月20日
http://current.ndl.go.jp/node/37271

E2140 – 3D/VR技術と学術図書館の役割に関する報告書
カレントアウェアネス-E No.369 2019.05.30
http://current.ndl.go.jp/e2140